#58 (前編) 幻覚剤の「薬物」以外の顔: 精神疾患への新しいアプローチ

今回のエピソードは、幻覚剤/サイケデリックについて。LSD、マジックマッシュルーム(シロシビン)、メスカリン、MDMAなど、学校で薬物の危険性について学んだときに耳にしたものも多いのでは? これらの成分は、日本を含めた多くの国では違法で、医療研究においても厳しい規制が設けられています。しかし、これらの幻覚剤の中には先住民族による儀式に使われてきた歴史があるもの、うつ病や強迫性障害といった精神疾患の患者への治癒効果が注目されているものも含まれます。 そこで今回は、ジャーナリスト・著者のマイケル・ポーランによるNetflixシリーズ「心と意識と:幻覚剤は役に立つのか」を中心に言及しながら、幻覚剤の利用や規制における文化的背景や政治的な側面、そして臨床研究における活用の可能性などに焦点を当てながら、さまざまな観点から幻覚剤について探求します。 ※本エピソードはドキュメンタリーや記事の情報を参考にしながら幻覚剤について考察した個人的な意見であり、幻覚剤の使用を推奨するものではありません。 感想や質問は、Instagram @compostpodcast のDMまでお気軽にお寄せください! ▼出典 Netflix「心と意識と:幻覚剤は役に立つのか」: https://www.netflix.com/jp/title/80229847 『幻覚剤は役に立つのか』(マイケル・ポーラン): https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=955 「Magic Medicine」: https://magicmedicine.net/ 「Fantastic Fungi」: https://fantasticfungi.com/ 「VICE的マジックマッシュルーム完全ガイド」: https://www.vice.com/ja/article/qjv8gd/everything-to-know-about-magic-mushrooms-vice-guide

Om Podcasten

サステナビリティや食の分野で働くリホとハヅキが不定期で配信しているポッドキャストです。気候変動・環境問題や食のほか、ジェンダー、セクシュアリティ、メンタルヘルス、アート、デザイン、恋愛などさまざまなテーマを取り上げます。 マツマル リホ:98年生まれ。大阪、ロンドン、東京での都市生活や社会学的思想との出会いから、食やコミュニティといった「日常」と社会・環境問題のつながりに興味を持つ。現在はコミュニケーションデザイナーとして、サステナビリティに関する執筆・編集や「エシカル就活」に携わる。firsthand(ethnodiving)発起人。 ヤスナガ ハヅキ:97年生まれ。幼少期をロンドンで過ごし、中学生の時に帰国。美術大学でデザインを学ぶ。メディアとしての食への興味から、体験型の食べるワークショップや、食をツールにした場づくりなどをデザインしてきた。Future Food Japanでのコミュニティマネジメントを経て、現在はデザインリサーチの分野で求職中。その傍らで、ワインショップのイラストレーションやHUMARIZINEの編集・執筆を手掛けている。 🎈Instagram: @compostpodcast