#55 GUEST (後編) 暴力で途切れた言葉に耳を傾けること:読書体験『なぜならそれは言葉にできるから』

前編のCALL4や社会活動についての話がひと段落したところで、ぎりさんが最近読んだ『なぜならそれは言葉にできるから』について話し出してくれました。 他者が本で読んだ内容についてじっくり聞くこともなかなかないですが(自分だったら「面白かったよ」と言って早々に切り上げてしまいそうです)、ぎりさんが記憶を手繰り寄せるようにして話してくれた数々の場面はとても衝撃的で、彼女の3次情報としての語りに触発され、思わず色々な想いや考えが出てきました。 『なぜならそれは言葉にできるから』には、トラウマとなるような暴力に遭った人が語る言葉や、それを聴くことの意義や難しさについて書かれています。 性暴力の被害に遭った人の発言を社会として受け止められなかったり、入管施設で外国人の方が人権が守られないような扱いを受けされるような状況がある中、暴力と認知、言葉の問題は今日本や世界で起こっていることと深く関わっているように思えます。 そのような問題と、それに対する希望/社会として何ができるのか、知って考える入口になれば幸いです。 ▼前編はこちら #54 GUEST (前編) 共感から始まる社会改革:社会を揺さぶる公共訴訟を伝えるメディア CALL4:Spotify⁠⁠ | ⁠⁠Apple Podcasts⁠ ▼過去にぎりさんが登場したエピソード #29 GUEST 結婚の意味とジェンダー(前編): ⁠Spotify⁠ | ⁠Apple Podcasts⁠ #30 GUEST 結婚の意味とジェンダー(後編): ⁠Spotify⁠ | ⁠Apple Podcasts⁠ ▼感想や質問はこちらから Website: ⁠⁠https://⁠compostcapitalism.wixsite.com/podcast/⁠⁠⁠ Instagram: ⁠⁠⁠https://instagram.com/compostpodcast/⁠⁠

Om Podcasten

サステナビリティや食の分野で働くリホとハヅキが不定期で配信しているポッドキャストです。気候変動・環境問題や食のほか、ジェンダー、セクシュアリティ、メンタルヘルス、アート、デザイン、恋愛などさまざまなテーマを取り上げます。 マツマル リホ:98年生まれ。大阪、ロンドン、東京での都市生活や社会学的思想との出会いから、食やコミュニティといった「日常」と社会・環境問題のつながりに興味を持つ。現在はコミュニケーションデザイナーとして、サステナビリティに関する執筆・編集や「エシカル就活」に携わる。firsthand(ethnodiving)発起人。 ヤスナガ ハヅキ:97年生まれ。幼少期をロンドンで過ごし、中学生の時に帰国。美術大学でデザインを学ぶ。メディアとしての食への興味から、体験型の食べるワークショップや、食をツールにした場づくりなどをデザインしてきた。Future Food Japanでのコミュニティマネジメントを経て、現在はデザインリサーチの分野で求職中。その傍らで、ワインショップのイラストレーションやHUMARIZINEの編集・執筆を手掛けている。 🎈Instagram: @compostpodcast